問いをめぐって

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問いの力、というものがいよいよ
私の中で意味をもってきました。

わりと世間的にも「答え」より「問い」が
大事、という流れがきていて、
今まで以上に「問い」が問われるようになってきたなと。

でも、そもそもなぜ「問い」の考察が
求められるのか、
そこにどのような意味を見出しているのか、

考えていきたいと思います。

流れとしては、まず「問い」のなせるわざについて
ざっくりとおさらいしていきます。

そのあと、その「問い」の性質から
導き出されるさらなる問いを提示して
みます。

ではまずはじめに、「問い」のなせるわざというか、
性質というか、問いの生み出す効用についてです。

これはもちろんそれまで考えてきた
固定的な概念を打ち壊すはたらきがあって、
打ち壊されてそこから新しいものが生まれることです。


発想の転換をうながされるところが
ひとつ「問い」のもつはたらきと言えるでしょう。

また、別の性質になりますが、

問いは答えと対になって、
便宜的に二項対立しているように見えていますが、
個人的な実感として、問いも答えもセットになってる感じがあります。

もっと言うと、答えと問いとがセットになって
運動しているのが「問い」かな、という
感じがしています。

「問い」は常に答えを壊すはたらき
をもち、その意味で常に答えと
隣り合わせですし、

問われるということは
そもそも答えが予感されている
ことなので、やはりセットなのだと思います。


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