よるべがない

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今オタク向けの商品開発に必死なので
必然的にそういう方面の話になってしまいますが、
勘弁してください。

今日は、オタクの心はやっぱり寄る辺ない
ものだな~としみじみ思ったので、そのことについてです。

昨日、コンテンツに触れて、
感動した、共感した、という風になることについて
書きました。

共感することは大事だし、
戦略的に取り入れることは
有効だし、メリットが多いです。

で、この共感を誘うコンテンツって
ものにつられて、

こころ温まる経験をしてしまったわけですが、


これはもう誰にも理解してもらえないはずの
感情なのに、寄り添ってもらえている感じがしたから
こんなにも共感したのかなと。

今回はオタク心を少しだけ
理解してもらえた感じがして、

ほっ、
と落ち着く場所みたいなのが確保された感じがしました。

だからこそ気付いたことがあって、

共感してもらえることを嬉しいと思うのって、
結局は今までのオタク心はよるべないものだったから
なんじゃないかと。

対象に実態が無い中で、
暗中模索で憧れのキャラに欲望してしまう、
このよるべない気持ちとか、

どこまでも欲望するしかなくて
どこにいくのか分からないこの気持ちが
よせられる場所を見つけた感じ。

もうね、
ぜったい作詞作曲者はこんなこと思ってないと
思うんですけど、

ナユタン星人さんの「エイリアンエイリアン」は
異種との交流を描いていて、
それがまあ、なんというか

救われないオタクたちの秘めた思い
を歌っているように聞こえてしまいました(笑)。

本来そのことを表現しているわけではないのに
多層的な意味を帯びてしまう作品
ってやつですね。


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