アイデアのパクリ問題

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今回はアイデアのパクリについてです。

それはいったい何を問題にしているのか、
そもそも問題になるのか。

考えていきたいと思います。

アイデアは誰のものか

先日、会社で新しい製品の
企画に関する話し合いがありました。

色んなアイデアを出し合って、
どれを形にするかを検討する会議だったのですが、

そこで、問題とまでいわないけれど
とあるメンバーにとって
ちょっと気に障る発表があったそうです。

自分の考えていたアイデアが
別の人が考えたアイデアとして
その場で発表されたそうです。

それに対して機嫌をそこねた
とかそんなに問題にはならず些細なことで済みましたが、
個人的に少し引っかかったことがあります。

何かというと、考えやアイデアが
自分のものであるというこだわりを
気づかないうちに持ってしまっていることです。

アイデアは自分のもの?

アイデアや思考はそもそも
所有されるものなのでしょうか。

アイデアは自分の頭の中でひらめくもの
というふうに認識されることが多いかなと思います。

確かに、アイデアは突然自分の頭の中で
湧いてきたから自分のアイデアということになるでしょう。

ですが、アイデアというのは実は普段
気づかなかったことに気づいた
結果でしかありません。

もともとアイデアは誰のものでもなく、
ふとしたきっかけでものの見え方が変わって
できあがった考えです。

発明品の多くは、誰もが手にするものなのに、
誰も気がつかなかった特徴をうまく利用した
ものだったりします。

なので、アイデアは常にそこにあって
誰でも掴むことのできる状態にあります。
いつでもパクられる可能性があります。

よく言われているように、
アイデアが浮かんだらすぐに形にして発表しないと、
「自分の」アイデアとして認められない節があります。

形の仕方によっては
真似されることになるかもしれませんが。

以上。

人にアイデアを盗まれた、パクられた
ということが現にあったとしても、そうされたことを
嘆くということがそもそも成立しえないのではないかという話でした。

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